Catchy(キャッチー)はWeb上で利用可能な文章生成サービスです。
文章生成AIで最も有名なのはChatGPTかと思いますが、CatchyはそのChatGPTをベースに特定の用途に絞ってブラッシュアップされたサービスと言えます。そういった意味ではORDERMAID AIもコンセプトは似通っていますね。
なお、Catchyの運営組織は「株式会社デジタルレシピ」という名前の日本企業であり、業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を推し進めているといった点からも個人的に応援したい企業です(日本贔屓)
それはそれとしてCatchyのウリはキャッチコピーの生成なのですが、それ以外にも様々なシチュエーションに対応しており主にビジネス用途で活躍が見込めます。
アカウント登録方法
Catchyの利用にはアカウントの登録が必須であるため、まずはアカウント登録方法から紹介していきます。
①任意のWebブラウザからCatchyにアクセスする
https://lp.ai-copywriter.jp/にアクセスし画面右上の「ログイン」か、画面中央の「クレカ登録扶養で無料で始める」のいずれかをクリックします。
②ログイン方式を選択する
任意のログイン方式を選択します。
2024年2月時点で選択可能なログイン方式は以下の通りです。
- Googleアカウント連携
- Facebookアカウント連携
- Eメールアドレス&パスワード認証
③プランを選択する
アカウントの登録が完了するとプラン説明のウィンドウが表示されるので、Freeプラン(無料)かProプラン(有料)のいずれかを選択します。
④ログインできていることを確認する
メインページが表示され、画面右上にFreeプラン用のクレジットが10付与されていれば正常にログインが完了しています。
利用料金について
Freeプランでも月10回は利用可能なサービスですが、本格的に利用する場合は「アップグレード」のメニューから各種サブスクリプションの登録が可能です。
Catchyで出来ること(抜粋)
ここからはCatchyで出来ることを紹介していくのですが、それはもう大量にあるので「おすすめ」と表示されている項目からピックアップして紹介します。
使用例1:キャッチコピー(短め)
入力した文章からキャッチコピーを作ってくれる機能です。
試しに、このWebサイト(生成AIサービス一覧)のキャッチコピーを生成してもらいましょう。
上図の内容を入力して「作成する」をクリックした結果、出力されたキャッチコピーが以下。
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10個も提示してくれるとは素晴らしいですね。
明らかに誇張表現というかウソもありますが、それを除外しても使えそうなフレーズは多くあります…ということで参考にさせていただきます。
使用例2:短文を長文に
入力した短文を長文にしてくれる機能です。
何の意味があるのだろう…?と思わなくもないですが、まずは試してみましょう。
とりあえず、6歳児でももう少しまともな事が書けるのではないか?と思われるような読書感想文を入力してみました。これで「作成する」をクリックすると…
走れメロスを読んだ。面白かった。
走れメロスは、太宰治によって書かれた短編小説です。物語は、悪政を行う暴君によって無実の罪で捕らえられた主人公・メロスの運命を描いています。この小説は、友情や正義、人間の尊厳といった普遍的なテーマを探求しています。
メロスは、友人のセリヌンティウスに助けを求めるため、過酷な旅を続けます。彼は、様々な困難に立ち向かいながら、友情の力を信じて進んでいきます。メロスの行動は、読者に勇気と希望を与えることでしょう。
一方、この物語は、暴君による悪政や冤罪の問題を浮き彫りにしています。現実世界でも、権力者の悪行によって人々が苦しめられることがあります。走れメロスは、そのような社会の不正に対して警鐘を鳴らす役割を果たしています。
この小説を通じて、読者は社会的な問題に対して考えさせられます。権力への抗議や友情の力の重要性についても再認識することでしょう。走れメロスは、太宰治の作品の中でも特に有名であり、多くの人々に愛されています。
走れメロスを読んだ私も、その魅力に引き込まれました。主人公のメロスの勇気と友情に共感し、彼の苦難を乗り越える姿に感動しました。この小説は、私たちに勇気と希望を与えてくれるだけでなく、社会的な問題に対しても目を向けさせてくれる作品です。
走れメロスを読んだことで、私は小説の力を再認識しました。物語は、私たちの心に深い感動を与えることができるのです。太宰治の作品を通じて、私たちは人間の尊厳や友情の尊さを改めて考える機会を得ることができます。
走れメロスは、単なる小説ではなく、社会的な問題や普遍的なテーマを探求した重要な作品です。その魅力に触れることで、私たちは自分自身や社会について深く考えるきっかけを得ることができるでしょう。この小説を通じて、私たちは勇気と希望を持ち続けることの大切さを学びます。
ご覧のように、主語がやや大きめではありますが立派な長文が完成しました。クレジットを2消費するというのも伊達ではないですね。
具体的な利用シーンがあまり思い浮かびませんが、少なくともこの文章には走れメロスの概略が書かれていることから、視聴していない作品のストーリーをCatchy経由で知ることは出来そうです。
使用例3:画像生成AI用の例文
生成したい画像の説明を日本語で入力すると、他の画像生成サービス用の英文にして出力してくれる機能です。
では早速試してみましょう。
ノスタルジックさを感じる絵の説明を入力し、「作成する」をクリックして出力された文章は以下。
A woman dressed in a white one-piece dress and straw hat stands on a sunny beach in summer, turning to look back at us, in a vibrant animated style.
……これはただの英訳では?と思いつつも、とりあえずDreamStudioのプロンプトに突っ込んでみた結果が以下。
私の知っているワンピースと比べるとちょっとばかりデザインが異なりますが、まぁ概ねイメージしていた通りの画像が生成されたようには思えます。
これはDreamStudioの方を褒めるべきなのか、判断に困るところではありますが。
使用した感想
キャッチコピーの生成機能は素直にクオリティ高めで良いですね。これは普通にビジネスでも使えると思います。少なくとも人を集めてブレストを繰り返すよりはAIにアウトプットさせた方が格段に効率的でしょう。
ここで紹介していない機能についてもビジネスで役に立ちそうなものが多く、こういったツールを取り入れることへの抵抗・制約が薄いベンチャーや個人事業主などにはオススメできます。