Gemini(ジェミニ)

この記事の要約

GeminiはGoogleが提供する生成AIサービスで、文章、画像、動画、音楽の生成といった幅広い用途に対応しています。また、Googleの各種サービスとの連携性も大きな特徴です。
無料でも利用できますが、有料プランでは高性能モデルや利用上限の拡大などが提供されています。

サービス概要

Gemini(ジェミニ)はWebブラウザやスマホアプリ上で利用可能な生成AIサービスです。

2024年2月8日に「Bard」から「Gemini」へ名称が変更されました

ChatGPTライクなサービスですが、こちらはあのGoogleが開発・提供しているサービスということで、有象無象がひしめく生成AI業界の中でも運営元の知名度・事業基盤という点では安心感があることでしょう。

無料でも多くの機能を利用することが出来るため、興味があるならまずはアクセスしてみると良いかも知れません。

評価サマリ(2026年9月時点)

項目 内容
無料利用 可能 (一部機能は有料)
日本語対応 対応 (一部機能は除く)
利用環境 Webブラウザ、スマホアプリ、デスクトップアプリ(Mac)
商用利用 可能 (※)
アカウント登録 任意 (未登録では機能制限あり)
用途 文章、画像、動画および音楽の生成
向いている人 普段からGoogleサービスを利用している人
オススメ度 (5段階) ★★★★☆ (4/5)

※ 商用利用を一律に禁止する規定はないが、生成物が第三者の著作権・商標権などを侵害していないかは利用者自身による確認が必要

運営組織について

冒頭でも触れているとおり、Geminiは1998年にアメリカ・カリフォルニアで設立された「Google LLC」によって開発・運営されているサービスです。

同社は検索エンジン(Google)やフリーメール(Gmail)や広告(AdSense)や動画配信サービス(YouTube)を手掛けている控えめに言っても世界最大級のIT企業ですが、近年はAI関連事業も手掛けており、2023年にはGeminiの前身である「Bard」をリリースしました。

そのBardもリリース当初は性能面でChatGPTに劣っていましたが、大規模言語モデルであるGemini 1.0 Proを導入し、その後しばらくしてサービス名称もGeminiに改められた…という経緯があったりします。

料金・プラン

無料プランでも文章や画像や音楽を生成することは出来ますが、サブスクリプションに登録することで豊富な機能を利用することが可能となります。

Googleの料金体系はやや複雑な構成となっていますが、まずはGeminiの「アップグレード」ボタン等から選択可能なプランを確認していきましょう。

キャプチャ時点(2026年8月)で値下げキャンペーン中のようです

上の画像はGoogle Oneと呼ばれるクラウドストレージサービスの料金プランなのですが、現在はGeminiを始めとするGoogleが提供中の各種サービスを内包した料金プランとなっています。

プランの名称も「Google AI~」となっていることからもAI関連の機能が多いのですがそれ以外の内容も豊富に揃っており、使い方次第ですが登録することでインターネットの利用が全体的に快適になるような印象です。

全部を確認すると本記事の主旨から逸れるので、それぞれのプランにおいて解禁される主なAI関連機能・サービスを以下に整理してみます(お得感のある箇所は緑でマーク)

項目 Free Plus Pro Ultra 5x
月額料金 \0 \725 \2,900 \14,500
ストレージサイズ 15GB 400GB 5TB 20TB
[Gemini]
使用上限
標準の使用上限(※) 無料プランの2倍 無料プランの4倍 無料プランの20倍
[Gemini]
基本モデル利用
✓ ✓ ✓ ✓
[Gemini]
Flash思考モード利用
制限あり ✓ ✓ ✓
[Gemini]
Proモデル利用
制限あり 制限あり ✓ ✓
[Gemini]
最上位推論モード利用
✗ ✗ ✗ ✓
[Gemini]
動画生成
✗ 一日に数回 ✓ ✓
[Gemini]
音楽生成時の尺
180秒まで 180秒まで 180秒まで 180秒まで
[Google Flow]
クレジット量
50/日(日次リセット) 200/月 1,000/月 10,000/月
[Google Flow Music]
クレジット量
30/日 3,000/月 10,000/月 30,000/月
[Antigravity]
クォータリセット
週単位 週単位 5時間毎 5時間毎

※ 使用量は単純な回数制ではなく処理内容に応じて消費。上限は5時間ごとに回復するが週間上限もある。

ご覧のように、Geminiだけでなく動画生成サービスのGoogle Flowに音楽生成サービスのGoogle Flow Music、そしてコーディングエージェントであるAntigravityの利用にも関与していることがわかるかと思います。

本格的に利用するのであればProプランへの登録がお得感高めです。

スポンサーリンク

実際に使ってみる

以降、Webブラウザ版Geminiの利用方法について説明していきます。

ログイン・アカウント登録方法

チャットを行う

画像を生成する

音楽を生成する

ログイン・アカウント登録方法

Gemini自体はアカウントが無くても利用できますが機能はかなり制限されます。アカウント登録自体は前段となるGoogleアカウントの作成も含めて簡単に出来るので、気負わずにいきましょう。

  1. 任意のWebブラウザからGeminiにアクセスする
    Geminiにアクセスし、画面左上、右上、または左下の「ログイン」をクリックします。

    主張が強い

  2. Googleアカウントを選択する
    手持ちのGoogleアカウントを選択してログインします。

    他のアカウント連携機能が無いのはもはや潔い

  3. ログイン確認
    メインページに遷移し、ログインに使用した際のアカウント名が表示されていれば正常にログインが完了しています。

    よく見るタイプの画面構成

チャットを行う

ホーム画面に表示されているテキストボックスに質問したい内容を入力してEnterキーを押すと、質問に対する回答が出力されます。

マジレス

これだけだとChatGPTなどとそれほど変わりませんが、Gemini独自の要素としてGoogleサービスとの連携機能があり、アカウントメニューの「パーソナルインテリジェンス」>「アプリ連携」から連携させたいサービスを選択できます。

機能によってはアプリ側の設定なども必要

ということで、Googleサービスとの連携機能をいくつか試してみます。

基本的には文脈を汲んでGeminiが自動的に連携しますが、チャット入力の際「@サービス名」を入力することでも対応可能です。

例1: Gmail検索

GeminiにログインしているGoogleアカウントと紐づくGmailと連携し、メールの検索や文章作成などをGeminiに実行させることが出来ます。

とりあえずメールの検索をやらせてみた例が以下。

まぁ便利ね

ちなみに検索クエリも教えてもらえます。上記結果は“receipt OR invoice OR 領収書 OR 請求書”で取得したとのこと。

例2: 旅行日程確認

旅程を提示することでGoogleマップやGoogleホテルと連携し、ルートや費用などを調べることが出来ます。

これは本当に便利

結果を鵜呑みにするのは良くないですが、大体の費用感などを調べるには非常に便利です。

例3: YouTube Musicのプレイリスト再生

YouTube Musicを指定したうえで、要望を伝えれば該当する曲のリンクを提示させることが出来ます。

今はこういうのが人気なのかぁ

条件次第で基本的にどのようなプレイリスト・曲でも提示させることは出来ると思います。

スポンサーリンク

画像を生成する

Geminiでも最近のチャットAIと同様に画像を生成させることが出来ます。

画像生成機能は全体的に高性能です

2026年9月時点においてはNano Banana 2と呼ばれる画像生成モデルが標準搭載されていますが、このモデルはチャットの文脈理解や被写体の一貫性維持に強みがあるようです。

なので、以下のような追加注文も難なくこなすことが出来ます。

アメリカンって感じ(適当)

なお、Plusプラン以上であればテキストや画像から動画を生成(※)することも可能です。

※ Plusの場合は1日数回程度。Pro以上は時間ごとの利用制限あり。Google Flowのクレジット消費は無し(別枠)

音楽を生成する

Geminiで音楽を生成することも出来ます。

Lyria 3.5は2026年9月にGeminiへ導入された音楽生成モデル

音楽の尺は最大180秒、サンプリング周波数は44.1 kHz(CDと同程度の可聴範囲をカバー)といったところで、無料で生成できることを考えれば高水準です。

日本語歌詞の読み間違いなどはそれなりにありますが、それは音楽生成AI全般に言えることですのでトライ&エラーでゴリ押ししましょう。ちなみに生成された曲の編集や部分的なリテイクなどは出来ないようでした。

曲調も歌詞もまったく別のものでした。

曲の編集など高度な処理を行わせたい場合は、Geminiの音楽生成ではなくGoogle Flow Musicを利用すると良いでしょう。

Google Flow Musicであれば歌詞やパートの差し替え、曲の延長、ジャンルの変更やステム分離などといった様々な編集機能が付いており、現時点ではある程度無料でも利用することが可能です。

良い点・気になる点

良いと感じた点

料金プランの話ですが、サブスクリプションに登録することでGeminiだけでなく他のGoogle製AIサービス利用時にも恩恵があるのは素直に凄いところです。

また、文中でも記載していますがAI以外のGoogleサービス(Gmail等)との連携設定が比較的容易な点と、多くの機能を無料で試せる点は純粋な利点と言えるでしょう。

気になった点

ChatGPT等と比較するとチャットがちょっとおバカな感じはします(個人の感想)

あとは、文章・画像・動画・音楽のいずれにおいても、トップレベルのサービスと比較すると一段劣りがちといったところでしょうか(個人の感想)

まとめ

Googleの強みが出ていてユニークなサービスです。サブスクリプション登録が前提ですが、Gemini単体でも動画化を含めて一通りのことを実践出来る点は、ChatGPTよりも優れていると言えます(精度はともかく)

タイトルとURLをコピーしました