ChatGPT(チャットジーピーティー)

文章生成

ChatGPT(チャットジーピーティー)はWebブラウザやスマホアプリ上で利用可能な生成AIを用いたチャットサービスです。

今でこそ一般的になりましたが、大量のテキストデータを学習して人間のように自然な対話を行う、文章の生成や文法の修正などを行わせることも出来る等、非常に画期的な技術として生成AIブームを巻き起こしました。

無料でも十分な機能を利用出来るため、生成AIに興味があるならばまずはアクセスしてみると良いでしょう。

運営組織について

ChatGPTは2015年にアメリカ・カリフォルニアで設立された「OpenAI, Inc.」によって開発・運営されているサービスです。

同社はAIによって世界を支配せんとする勢いで様々なAIサービスの開発・提供を続けており、高品質な画像生成AIサービスである「DALL-E」や、一般リリースの時期は未定ですが何らかの発表がある度に話題に上がる動画生成AIサービスの「Sora」など、生成AIを牽引する企業として多大な存在感を誇っています。

同様にChatGPTに用いている言語モデルの開発も継続して行っており、年に数回は何らかのアップデートが行われていることから総合的な開発力も非常に高い組織と言えるでしょう。

アクセス&アカウント登録方法

ChatGPTの利用にはアカウントの登録が必須です。簡単に登録できるので気負わずにいきましょう。

以降、Webブラウザ版ChatGPTの利用方法について説明していきます。
スマホアプリ版とは画面配置などが多少異なりますが、おおよその部分は同じです。

①ChatGPTにアクセスする

任意のWebブラウザからhttps://chatgpt.com/にアクセスし、画面右上の「サインアップ」をクリックします。

シンプル過ぎる画面

②ログイン方式を選択する

任意のログイン方式を選択します。

SNSアカウントは利用不可

2024年11月時点で選択可能なログイン方式は以下のとおりです。

  • Eメールアドレス認証
  • Googleアカウント連携
  • Microsoftアカウント連携
  • Appleアカウント連携

③ログイン確認

以下のようなホーム画面が表示され、右上にアカウントアイコンが表示されていればログインは正常に完了しています。

やはりシンプルな画面

利用料金について

通常の利用であれば一切の費用は掛かりませんが、より高度なチャットモデルを用いて高度な分析などを行いたい場合はサブスクリプション登録を検討してもよいでしょう。

ホーム画面右下の「プランをアップグレードする」をクリックすると以下のようなラインナップが表示され、そのまま登録が可能です。

ChatGPTの使い方

チャットを行う

ホーム画面に表示されているテキストボックスに質問したい内容を入力してEnterキーを押すと、質問に対する回答が出力されます。

ほんとぉ?

回答の精度やボリュームはChatGPTで利用しているモデルによって異なり、無料プランだと高性能ですが一日の使用回数に制限がある「GPT-4o」と、通常の性能ですが無制限に使用可能な「GPT-4o mini」から選択可能です。

 

また、ChatGPTはテキスト以外の情報も処理可能ないわゆる「マルチモーダルAI」であり、音声入力も出来れば画像の解読も出来て、更にwordやpdfなどのファイルを読ませることも出来ます。2つほど例を出してみましょう。

画像の参照

適当に用意した画像を添付し、画像にまつわる質問を行った際の回答です。画像の中身を理解したうえで回答している様子が伝わります。

平日のワタクシ

PDFファイルの解読

PDFファイルを添付し、中身の説明をせずに要約を求めた際の回答です。ファイルの中身を参照・解析したうえで回答しています。※ちなみに添付したのは日本国憲法の全文

人間こえたな

 

ここまで紹介してきたのはあくまでもテキストによる回答でしたが、ChatGPTで画像を生成することも出来ます。例えば以下のように「〜〜な画像を生成して」とチャットすると「DALL-E」で生成された画像を返します。

平日のワタクシ

GPTsを利用する

Plusプランに登録するとChatGPTを個人の好みや目的に合わせてカスタマイズする「マイGPT」(GPTs)の作成が出来るようになりますが、無料プランであっても他のユーザーが作成し登録したGPTsを利用することは出来ます。

ホーム画面左のメニューから「GPTを探す」をクリックすると既に登録済みのGPTsがリストアップされるので、好きに使ってみましょう。

GPTsは日々増え続けています

試しに「厳選」タブからいくつか使ってみます。

image generator

画像の生成を目的としたGPTsであり、ChatGPTで普通に生成するよりも融通が効くのが特徴です。

変更案を提示してくれるのはポイント高い

Write for me

与えられた(ユーザーが入力した)テーマに対して詳細に、かつ視覚的にわかりやすく回答することを目的としたGPTsです。そのまま論文やブログなどに流用できるぐらい完成度が高いのが特徴でしょうか。

正誤確認は大事ですが情報量としては必要十分

Canva

生成AIの利用も可能なデザインツールであるCanvaの公式GPTsを利用することが出来ます。欲しいデザインを指定すると要望に沿ったデザインを生成するほか、添付された画像をクリックするとそのままCanvaの編集ページに遷移してカスタマイズやダウンロードが可能です。

初心者でも出来るサムネデザイン

 

ここで紹介したもの以外にも様々なGPTsがあるので、自分の好みや目的に合うものを探してみると良いでしょう。

使用した感想

チャットツールに求めていたことは大体出来ており、不満はありません。

今回紹介した使い方はほんの一例であり使い方次第ではプライベート・ビジネスの隔たり無く活用出来ることから、生成AIに興味があるならまずはChatGPTを押さえておくと良いでしょう。

まずは無料版を利用してみて、GPT-4oを際限なく利用したくなったりGPTsを自分で作ってみたくなったりしたらサブスクリプションの登録を検討する……か、代替となるサービスを探すと良いかと思われます。

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