この記事の要約
チャチャ(旧Akuma.ai/Anirole)は、AIキャラクターとの会話を通して物語を楽しめる日本語対応のチャット・画像生成サービスです。自分でキャラクターや世界観を設定するほか、他のユーザーが公開したチャットで遊ぶことも出来ます。
基本機能は無料で試せますが、サブスクリプションに登録することで主に画像生成の利便性が向上します。
サービス概要
チャチャはWebブラウザ上で利用可能なチャットおよび画像生成サービスです。
チャットはいわゆるロールプレイを主軸とした形式となっており、自分、または他のユーザーが作成した設定に基づき会話を通してストーリーを楽しむことが出来ます。往年のサウンドノベルゲーム、あるいは最近であればAIコンパニオンなどが使用感としては近いかも知れません。
画像生成に関してはStable Diffusionをベースとした生成環境が用意されているほか、サブスクリプションに登録することでGPT ImageやNanobananaといった最新の生成モデルを利用することも可能です。
基本的な機能は無料でも試すことが出来るので、興味があるならまずはアクセスしてみると良いでしょう。
評価サマリ(2026年9月時点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料利用 | 一部可能 |
| 日本語対応 | 完全対応 |
| 利用環境 | Webブラウザ、スマホアプリ |
| 商用利用 | 可能(※) |
| アカウント登録 | 必要 |
| 用途 | AIチャットによるロールプレイ、画像生成 |
| 向いている人 | ストーリーなどを作るのが好きな人 |
| オススメ度 (5段階) | ★★★☆☆ (3/5) |
※ 生成した画像に関してはモデル固有のライセンスを確認する必要あり。それ以外の項目については第三者の権利を侵害していないことを都度確認。
運営組織について
チャチャは2020年に日本・東京で設立されたKinkaku株式会社によって運営されているサービスです。
同社は当初「Akuma.ai」という名前の画像生成サービスを提供していましたが、2026年現在においては当該サービスのコア機能を維持しつつチャット機能を新たに追加し、サービス名も「チャチャ」とあらためたようです。
やや独自路線を進んでいる感のあるサービスですが、ある意味ではベンチャーらしく、またある意味では日本らしい(ガラパゴス的な意味で)と言えなくもないですね。
料金・プラン
無料でも利用は可能ですが一部の機能が制限されているほか、画像生成等に必要となるサイト内通貨「ダイヤ」の入手方法が限られるため、本格的に利用するのであればサブスクリプションの登録を検討しても良いでしょう。
現時点における料金プランと解禁される項目は以下の通り(公式はコチラ)
| 項目 | Free | Basic | Plus | Premium |
|---|---|---|---|---|
| 月額料金 | $0 | $10 | $15 | $30 |
| 配布ダイヤ (毎月配布・有効期限60日) |
0 | 600 | 1,000 | 2,000 |
| 非公開チャット作成数 | 制限あり | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 遺伝子(LoRA)同時選択数 | 2 | 3 | 3 | 5 |
| 画像生成モデル制限(※) | 制限あり | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| リアルタイム生成機能 | ✗ | ✓ | ✓ | ✓ |
※Basic以上のプランでは画像生成モデルにGPT-ImageやNano Bananaを選択可能。
Basic~Premiumのプランにおいてはそれほど大きな違いはなく、月々に得られるダイヤ数と、Premiumプランであれば画像生成におけるLoRAの同時選択数が若干増える程度です。
なお、ダイヤに関しては無料プラン(Free)であってもデイリーボーナスとして毎日16個は貰えます。但しAM 9:00にリセットされる使い切り仕様となっています。
一方、割高ですがダイヤだけを購入することも可能です。こちらは有効期限170日となっています。
実際に使ってみる
ログイン・アカウント登録方法
チャチャの利用にはアカウントの登録が必須です。Webサイトへのアクセス方法から順に説明していきましょう。
順に…というほど複雑ではないですけども。
- Webブラウザからチャチャにアクセスする
任意のWebブラウザからチャチャにアクセスし、画面右上の「はじめる」をクリックします。 - ログイン方式を選択する
任意のログイン方式(2種)を選択します。 - ログイン確認
トップページに遷移し、自身のプロフィールアイコンが右上に表示されていればログインは正常に完了しています。
チャットを作成する
左側のメニューから「作成 > チャット」を選択することで、キャラクターやストーリーを自由に設定可能なチャット形式のRPG(ロールプレイングゲーム)を作成することが出来ます。作成に必要となる設定項目はそれなりに多いですが、順番に設定していきましょう。
では、実際に私が設定してみた内容を例に確認していくこととしますが、設定する際は羞恥心を捨てましょう(重要)
- 表紙
カバー画像やタイトルなどを設定します。ここで設定した内容は他のユーザーの目に触れる内容となるため、チャットを公開するのであれば力を入れていきたいところです。
- プロンプト
ストーリーや登場キャラクターのプロフィールなどを設定します。「プロンプト」と銘打つだけあって、ここで設定した内容がチャット全体のベースとなることから出来るだけ詳細に記載していきたい部分です。
- 最初のシーン
チャット開始における導入部分を設定します。ナレーター、キャラクター、ユーザーそれぞれに対して任意に設定できますが、他の人が作ったチャットを見る限りユーザー(=チャット利用者)の発言は設定しないケースが多そうです。まぁ任意なので自由に設定すれば良いとは思いますけども。
- ステータス
チャットを続けるなかで変化するステータスの設定をします。それらしい名前とパラメータを設定することで、AIが自動的に内容を判別しチャット上に反映してくれます。すごい。
- 設定集
AIに守ってほしい内容や用語の定義などを自由に設定します。自分で1から設定することも出来ますが、他のユーザーが作成した設定集を読み込ませるのが手っ取り早い気はします。実際、設定集を1から作るのはなかなか大変です。
- 登録
チャットの公開有無やコメントの許可などを設定します。他のユーザーからのフィードバックが欲しければ公開・コメント許可を設定するのも良いでしょう。公開したからといって遊んでもらえるかはわかりませんが…
……と、こういった設定を経て出来たチャットが以下です。たくさん設定を入れただけあってそれっぽい雰囲気に仕上がっています。
あとは実際にチャットをしながら各種パラメータや会話の流れを確認しつつ、そのままチャットを楽しむなり設定の修正などを行っていくとよいでしょう。
テキストから画像を生成する
左側のメニューから「作成 > イラスト」を選択することで、ダイヤを消費し画像を生成することが出来ます。
サブスクリプションに登録することでGPT ImageやNano Bananaといった生成モデルを利用することも出来ますが、基本的にはStable Diffusionをベースとした生成機能となっています。
以下はStable Diffusion系統のモデルにおける設定項目の概要です。
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| イラストの説明 | いわゆるポジティブプロンプト。 生成したい画像の内容を説明します。日本語と英語の両方に対応。 |
| AIのスタイル | いわゆるモデル(Checkpoint) 画像生成の基礎となるモデル。 |
| 遺伝子 | いわゆるLoRA キャラクターや画風などを追加する補助モデル。 |
| 除外したい要素 | いわゆるネガティブプロンプト。 画像に含めたくない内容を説明します。 |
| ステップ | 画像生成処理の反復回数。 基本的にはデフォルト設定のままで良いかと思います。 |
| スケール | いわゆるCFG プロンプトへの追従度を表します。基本的にはデフォルト設定のままで良いかと。 |
| サンプラー | ノイズを除去する計算方法。 |
よくわかんない部分もあるかと思いますので図解もあわせて載せておきます。
図解を見てもよくわからない?まぁ、そうですよね。
良い点・気になる点
良いと感じた点
AIチャットの独自性が高く、ユニークだと感じました。
案内は全て自然な日本語で書かれているので、生成AIサービス全体を通してみても扱いやすいかと思われます。
気になった点
AIチャット作成がメインのサービスですが設定項目が多く、やや取っ付きづらい印象です。
また、画像生成がオマケみたいな扱いになっているのは旧サービス(Akuma)を知っている身としてはちょっと寂しいものがあります(個人の感想)
まとめ
ここまで妄想を具現化出来るサービスもそうは無いんじゃないかなといった意味で、非常に面白いです。
旧サービスからの様変わり感がなかなか凄まじいですが、方向転換としては成功しているとも思います。















