Animated Drawings(アニメイテッド ドローイング)はWeb上で利用可能な動画生成サービスであり、キャラクター(人物)の画像を動かすことに特化しています。
運営組織はソーシャルメディアの大手であるアメリカのMeta Platforms, Inc.であり、信頼性の高い企業・サービスとも言えます。
2024年1月時点ではDemo版ということもあってかアカウント登録不要&完全無料で利用可能であるため、興味があればアクセスしてみると良いでしょう。
アカウント登録方法
アカウント登録は不要であり、サイトにアクセスしたら即利用可能です。
利用料金について
完全無料で利用可能です。
Animated Drawingsで出来ること
画像から動画の生成
出来ることは唯一つ、手持ちの画像から動画を生成することのみです。
以下、順番に生成方法を説明していきます。
①任意のブラウザからAnimated Drawingsにアクセスする
ブラウザからhttps://sketch.metademolab.com/にアクセスし「Get Started」をクリックします。
シンプルなトップページ
②画像をアップロードする
手持ちの画像をアップロードします。
注意事項はいくつかあります(後述)
どのような画像でもアップロードは可能ですが、綺麗に動かすために気をつける点はいくつかあります。例えば以下のような。
- 腕と脚と体が重なっていないこと
- 動かす人物(キャラクター)は1つであること
- 背景は白、または無し(PNG透過)であること
ということで、それらを満たすような画像を別の生成AIで作ってみましたので、以降はこの画像を使って説明していきます。
落書きレベルではない
③(任意)情報提供を許可する
研究を手伝ってくれんか？(意訳)とお願いされるので、別に構わんよというスタンスであれば「Agree」を、嫌なんですど…というスタンスであれば「Disagree」をクリックします。
要は画像や設定内容を記録していいか？というもの
④キャラクターの写っている範囲を指定する
動かしたいキャラクターの全身が映るように範囲を指定します。
⑤キャラクターと背景を分離する
キャラクターのみをマーキングして背景と分離します。
画像によってはここのマーキングが大変だったりするのですが、最初から背景を削除・透過したPNG画像をアップロードしていれば工程を大幅に短縮できます。
⑤キャラクターの関節を設定する
画像をAIが解析して手足などの構成要素を分析した結果が表示されるので、キャラクターのパーツ(関節)と線が一致しているか確認します。
独特なデザインでなければ基本的にはデフォルトのままでOK
⑥動いているキャラクターを確認する
色々なシチュエーションで動画化されるので、動いている様子を確認します。
2024年1月時点では32種類のシチュエーションが用意されていますが、参考までに「DANCE」から2種類ピックアップしたものを以下に載せておきます。
■DANCE例1
■DANCE例2
ちなみに、生成された動画はもちろんダウンロードが可能です。
使用した感想
画像を規定のモーションセットに合わせて動かすというだけのサービスですが、単純で簡単な操作で利用できるので知っていて損は無いと思いました。
生成された動画と音楽を合わせてPVのようなものを作ったりしてみるのも面白いかもしれませんね。
