Gemini(ジェミニ)はWeb上で利用可能な、文章生成を含むマルチモーダルAIサービスです。
かの有名なGoogleが開発・提供しているサービスであり、有象無象がひしめく生成AI業界の中でも信頼性という意味では抜群でしょう。
ChatGPTライクなUIをしていますが、ChatGPTと違ってWeb上のコンテンツをリアルタイムで収集していることから、最新の情報を元に回答を生成可能である点が強みです。
利用にはGoogleアカウントが必要なので、まずは適当なアカウントを用意してからアクセスしてみましょう。
アカウント登録方法
①任意のWebブラウザからGeminiにアクセスする
https://gemini.google.com/?hl=jaにアクセスし、「ログイン」をクリックします。
②ログインに使用するGoogleアカウントを選択する
手持ちのGoogleアカウントを選択してログインします。
③利用規約に同意する
利用規約やプライバシーポリシーに関する通知が表示されるので、内容を確認のうえ「同意する」をクリックします。
④注意事項を読む
「Bardは試験運用中のサービスです」と前置きされるので、内容を確認のうえ「続ける」をクリックします。
最新情報のメールを受け取る云々については個人の自由ですが、私は最新情報が欲しいのでチェックを付けています。
⑤ログインできていることを確認する
メインページが表示されていれば正常にログインが完了しています。
利用料金について
ここで紹介しているGeminiは完全無料で何度でも利用可能です。
…というのもGeminiにはいくつかの種類があり、ChatGPTで言うところのPlusに該当するGemini Advancedは毎月2,900円の有料プランを展開しています。
Gemini Advancedに興味があるなら上記のリンクから確認してみてもよいでしょう。
Geminiで出来ることの例
基本的にはAIチャットであることから、ChatGPTやBing AI Chatなどと同様のチャットは出来ますが、Gemini特有の機能を利用した検索も可能です。
Googleサービスとの連携
Gemini特有の機能として他のGoogleサービスとの連携が挙げられます。
ということで、Googleサービスとの連携機能をいくつか試してみましょう。
基本的には文脈を汲んでGeminiが必要に応じて連携しますが、チャット入力の際、冒頭に「@サービス名」を入力すると確実です。
Googleフライトとの連携
まずはGoogleフライトとの連携です。
「5月のGW期間に東京から福岡まで移動する際の最適な往復経路を教えて」という質問をしてみたら、以下のような回答が返ってきました。
該当のフライトが実際に存在して予約が可能かどうかは、直接Googleフライトにアクセスして確認する必要がありますが、計画段階であれば多少誤っていたとしてもこういった情報を手早く収集できるのは助かりますね。
それにしても格安便ばかりだなぁ。
Googleホテルとの連携
次にGoogleホテルとの連携を試します。
「北海道の函館周辺のホテルを探して。周辺のおすすめスポットも教えて」という質問を投げたところ、以下のような回答が返ってきました。
なんとホテルと観光スポットの情報だけでなく、Googleマップとも連携して該当箇所の場所も教えてくれています。
これはGoogle以外のサービスだとあまり出来ない芸当なのではないでしょうか。まぁ…私は函館に行く予定は無いんですけども。
Youtubeとの連携
最後にYoutubeとの連携を試してみます。
「@YouTube 最近の生成AIのトレンドを教えて」という質問を投げかけた際の回答は下記の通り。
質問の内容に対して妥当と思われるYoutubeの動画を案内してくれました。
まぁ…「人類を超えた世界最強AI」とか「世界は変わる!」とか随分とオーバーな表現をしている動画名が目立ちますが、これは動画制作者のセンスの話であってGeminiは関係無いですからね(ちなみに動画の中身はとてもよく出来ていました)
作詞
色々なAIサービスでも同様のことが出来ますが、もちろんGeminiにも歌詞を創作させることが出来ます。
例えば「歌詞を創作してください。テーマは「明日から本気出す」です」…と指示を出したところ、以下のような回答が返ってきました。
歌詞らしくセクションが分けられていますね。
この歌詞を元に音楽生成サービスであるSunoAIに転記などをしてアレコレすれば以下のような動画を作ることも可能です。楽しいですね。
使用した感想
Googleの強みが出ていてユニークなサービスです。
他のサービスだとプラグインの導入やらが必要そうなものであっても、Geminiであれば事前の準備は不要でしかも無料で利用可能ということで、流石は大企業といったところでしょうか。