Felo(フェロ)はWebブラウザやスマホアプリで利用可能な生成AIを利用した検索エンジンです。
簡単な操作で必要な情報を検索することが出来るほか、マインドマップやプレゼンテーションの生成など情報の整理にも強みのあるサービスが特徴と言えるでしょう。
基本的に無料で利用できるためまずはアクセスしてみると良いかと思われます。
運営組織について
Feloは2019年に設立されたSparticle株式会社によって開発・運営されているサービスです。
同社は東京都中央区に本社を置く国内企業であり、生成AIを用いたコンサルティング事業や研究開発事業を手掛けています。
日本企業という時点で贔屓目に見ざるを得ないものですが、是非とも邁進いただき生成AI事業の頂点に立ってほしいものですな。
アクセス&アカウント登録方法
アカウントを登録しなくても利用は出来ますが一部の機能に制限が掛かるため、継続的に利用するのであればアカウントを登録したほうが良いでしょう。
ここではWebサイトへのアクセス方法から順に説明していきます。
- STEP1/3任意のWebブラウザからFeloにアクセスする
Feloにアクセスし画面右下の「ログイン/登録」をクリックします。
- STEP2/3
- FINISH
利用料金について
Feloには通常の検索機能のほかに高度なモデルを使って詳細な検索や分析を行う「Pro Search」機能がありますが、無料プランだとPro Searchの利用回数にシビアな制限が設けられています。
Proでは無いSearchも十分実用的ですが、高度な検索機能をたくさん利用したい場合はサブスクリプションの登録を検討してもよいでしょう。
画面左下の「詳しく知る」をクリックすると以下のようなラインナップが表示され、そのまま登録が可能です。
Feloの使い方
検索を行う(Felo Search)
Feloのトップページに表示されているテキストボックスに知りたい情報を入力することで検索することが出来ます。
検索時に検索範囲の選択やPro Search機能のON/OFFを指定することが可能であり、特に検索範囲はSNSや論文、Redditなど細かく指定することが出来ます。
試しに「生成AIで稼ぐ方法」と入力して実際に検索してみた結果が以下。
Web検索により見つかった情報元(ソース)をAIが解釈し、検索結果としてまとめています。
これだけでもなかなか有用なサービスですが、検索結果の下部にある「マインドマップ」をクリックすると以下のように放射状に要点をまとめたマインドマップが生成されます。
ここまででも十分に有用なサービスですが、さらに画面上部の「プレゼンテーションを生成」をクリックするとパワーポイント形式のプレゼン資料まで生成可能です。
プレゼンテーション生成の挙動やレイアウトはGammaと類似している点が多いですが、デザインの豊富さについてはGammaの方がやや上手といったところでしょうか。それでも検索エンジンの機能として考えればこれでも十分過ぎるほどではあります。
また、トップページに戻り画面右上の「文章を表示」をクリックすると、プレゼンテーションの再生成やCanvaを用いた編集が可能となっています。
チャットを行う(Felo Chat)
非常に分かりづらいですが、トップページ下部の「Felo Chat」をクリックすると新規のチャット画面に遷移しチャットを行うことが可能です。
Felo Chatでは「キャラクタープリセット」や「新しいチャット」から目的に沿ったチャットボットを選択してチャットを行います。
例えばチャットボットに「AI画像生成」を選択した場合、以下のように生成したい画像をテキストで指示することで内容に沿った画像を生成してくれます。
あるいは「テキスト拡張ツール」を選択した場合、読書感想文やら論文やらの尺稼ぎに大層役に立ちそうな長文を生成してくれたりもします。
このように、目的に応じてキャラクターを選択して利用するのがFelo Chatの使い方です。
ちなみにこれらのチャットのベースとなっているのはChatGPTやClaudeなどの既存AIサービスであり、それらを直接利用しても同様の回答を得ることは出来ます。
とはいえ、他のサービスに登録や課金をしなくてもある程度の機能をFelo上で利用可能というのは利点です。類似のサービスであるwrtn(リートン)やYou.comも同様のコンセプトですね。
使用した感想
UIがわかりやすく直感で操作出来るのは非常に好印象です。また、マインドマップやプレゼンテーションの生成もユニークだと思いました。
情報の精度…言い換えれば情報元の取捨選択が妥当かどうかはなんとも判断しづらいですが、明らかに誤った回答は出していないように思えるので部分的に業務に活用してみても良いかな、といったところです。