Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)

画像生成

Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)はWeb上で利用可能な画像生成・加工サービスです。

運営組織はPhotoshopやIllustratorで有名なAdobe Inc.であり、信頼のおけるサービスと言ええます。

無料版だと利用回数や利用可能な機能に制限が設けられていますが、基本的な機能を試すのであれば無料版でも十分可能であるため、興味があるならまずはアクセスしてみるのも良いでしょう。

アカウント登録方法

Fireflyの利用にはアカウントの登録が必須です。

ここではFireflyへのアクセス方法も含め順を追って紹介していきます。

①任意のWebブラウザからAdobe Fireflyにアクセスする

ブラウザからhttps://firefly.adobe.com/にアクセスし、画面右上の「ログイン」をクリックします。

微妙に怪しい日本語

②ログイン方式を選択する

任意のログイン方式を選択します。

Facebook連携は珍しいかもしれません

2024年1月時点で選択できるログイン方式は以下の通りです。

  • Googleアカウント連携
  • Facebookアカウント連携
  • Appleアカウント連携
  • Eメールアドレス&パスワード認証
③アカウント情報を入力する

初回ログイン時、Adobeアカウントの情報登録を求められるので適当に入力して「アカウントを作成」をクリックします。

興味があるなら利用条件とかを読んでも良いです

④ガイドラインに同意する

Adobeアカウント登録後、ユーザーガイドラインへの同意を求められるので「同意する」をクリックします。

⑤ログインできていることを確認する

トップページに遷移後、画面右上のアイコンをクリックしアカウント情報が表示されていることを確認できればログインは正常に完了しています。

毎月25クレジットが配布される模様

利用料金について

機能を試す程度であれば無料でも問題ありませんが、商用目的を含め本格的に利用するのであればサブスクリプション登録が必要です。

トップページの「アップグレード」をクリックすることで以下のような登録画面が表示されます。

毎月の利用回数が単純に増える生成クレジットの増加も魅力的ですが、個人的に思う一番のメリットは「透かしのないFirefly生成画像」でしょうか。

ちなみに無料利用の場合、初回ログイン時に使い切りの25クレジットが付与されます。このクレジットは30日で失効し再発行も無いため、機能を試す際には無駄にしないよう注意が必要かもしれません。

Adobe Fireflyで出来ること(抜粋)

以下、無料利用の範囲で出来ることを紹介していきます。

触ってみた際の所感として、メインコンテンツは画像の生成ですがそれを応用して様々なシチュエーションでの利用を試みているように思えます。

テキストから画像を生成

任意のプロンプトを入力して画像を生成できます。

オプションも多種多様なものが揃っており他の画像生成サービスと遜色無い出来ですが、画像生成1回ごとにクレジットを1消費するため無料利用の場合はやや慎重に生成したほうが良いかもしれません。

それでは、順を追って画像生成のやり方を記載してみます。

①「テキストから画像生成」をクリックする

トップページから「テキストから画像生成」をクリックします。

②サンプル画像をクリックする

画面に表示されているサンプル画像を適当にクリックします。

プロンプトに直接生成したい画像の説明を入力しても良いですが、この画面だと細かい設定が一切出来ません。

しかし、サンプル画像をクリックすると詳細な(ちゃんとした)画像生成画面へ遷移するので、生成するなら先にサンプル画像をクリックした方が良いです。

③プロンプトを入力し「更新」をクリックする

詳細な画像生成画面へ遷移したら、必要な情報を入力してテキストボックス右側の「更新」をクリックし、画像を生成します。

画像は4枚生成されます

サンプル画像に設定されていたスタイルやプロンプトは一旦全部削除しても良いでしょう。

以下、画像生成で利用可能な設定項目です。

プロンプト 画像を説明する文章。英語のほか日本語も識別可能
[詳細設定]画像から除外 いわゆるネガティブプロンプト
画像に含めたくないものを説明する文章を入力する。英語のみ可能
モデルバージョン 画像を構成する要素を詰め合わせたセット
Firefly独自のものが利用されていて2024年1月時点だと2種類から選択可能
縦横比 生成される画像の縦横比
コンテンツタイプ 画像の表現に関する方向性
「写真」「アート」「自動」から1つ選択可能
スタイル 画像の表現に関するより具体的な方向性
「水彩画」「3D」「風景」など様々な項目から1つ選択可能
効果 画像の表現に関するさらなる方向性
「サイバーパンク」「キュービズム」など様々な項目から複数選択可能
[効果選択時]カラーとトーン 色味を任意で選択可能
[効果選択時]ライト 光の加減を任意で選択可能
[効果選択時]合成 画像の映り方を任意で選択可能
「クローズアップ」「窓越しの撮影」など

生成塗りつぶし

手持ちの画像に対して任意箇所の画像差し替え加工が出来ます。通常の画像生成と同様に生成1回ごとにクレジットを1消費します。

以下、実際に加工してみた例です。

①元となる画像データを用意する

画像はFireflyで生成したものでも、それ以外のものでもOKです。

②差し替えたい範囲を塗りつぶす

以下の例では、謎の照明器具らしきものを丸ごと塗りつぶしています。

③生成したい画像(プロンプト)を入力する

以下の例では「シャンデリア」と入力して生成された3枚の画像から1枚を選択しています。

テキスト効果

任意のテキストに対して装飾を施すことが可能です。

効果付与によるクレジットの消費は無いので何回でも試すことが可能ですが……使い所が難しいかもしれませんね。

生成再配色

SVGファイル限定ですが配色のパターンを変えることが可能です。

1回生成するごとに4パターンの配色が出力されクレジットが1消費されます。こちらも使い所が難しいかもしれません。

使用した感想

「生成塗りつぶし」機能は他のサービスでは見られないものであり、Adobeらしさもあって興味深いですね。

画像生成をメインに楽しむというよりは、画像生成も出来るAdobeのソリューションとして捉えるのが妥当な気がしており、Adobe製品を使用して画像加工を生業とする人向けのサービスのように思えました。

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