Vidu(ビドゥ/バイドゥ)

動画生成

ViduはWebブラウザ上で利用可能な動画生成AIサービスです。

動画生成サービスが一般市場に台頭してそれなりの日数が経過していますが、Viduは一定水準以上の品質を保ちながら生成速度も早く、ストレスを感じにくい作りとなっているのが特徴と言えるでしょう。

無料利用も可能であるため、動画生成に興味があるならばまずはアクセスしてみると良いでしょう。

運営組織について

Viduは中国・北京に2023年に設立された「北京生数科技有限公司」(Beijing Shengshu Technology Co., Ltd)によって運営されているサービスです。

動画生成モデルの名前でもあるVidu自体は教育機関である「清華大学」と共同開発され、2024年4月にリリースされましたが、一般公開は同年7月下旬からと多少の間が空いています。

アカウント登録方法

Viduの利用にはアカウントの登録が必須です。Webサイトへのアクセス方法から順に説明していきましょう。

  • STEP1/3
    任意のWebブラウザからViduにアクセスする

    https://www.vidu.studio/にアクセスし画面右上の「Try Vidu」をクリックします。

  • STEP2/3
    ログイン方式を選択する

    任意のログイン方式を選択します。

    2024年9月時点で選択可能なログイン方式は以下の通り。

    • Googleアカウント連携
    • Eメール&パスワード認証
    • 電話番号認証

  • FINISH
    ログインできていることを確認する

    トップページに遷移したあと、画面上部にアカウントアイコンが表示されていればログインは正常に完了しています。

    初回ログインの時点では無料プランに属していますが、2024年9月時点では毎月使い切りの80クレジットがプレゼントされます。

利用料金について

2024年9月時点では毎月80クレジットが支給されますが、透かしが消せなかったり長尺の動画が生成出来なかったりと微妙に不便だったりするので、本格的に利用するならば有料のサブスクリプション登録を検討してもよいでしょう。

画面右上のクレジット表示部分をクリックすることで以下のようなラインナップが表示され、そのまま登録できます。

サブスクリプション登録で解禁される主な要素は以下の通り。

  • 毎月獲得できるクレジットの増加
  • 8秒の動画を生成可能
  • 生成される動画の品質向上(Advanced Plan以上)
  • 商用利用可能
  • 透かしの削除
  • 同時に複数の動画を生成可能
  • 生成速度の向上

Viduの使い方

トップページ上部の「Create Video」から動画を生成することが出来ますが、生成方式が3種類あるためそれぞれ説明していきましょう。

なお、生成された動画はいずれもダウンロード出来るほか、追加のクレジットを消費することでアップスケール(高解像度化)も可能です。

画像から動画を生成する

「Image to Video」タブをクリックし、動画化したい画像をアップロードしたあと動画化したいシチュエーションを英語で入力します。

入力が終わったら動画の長さと生成モードを選択し「Create」をクリックすると動画が生成されます。

入力内容

A red Lamborghini is speeding along a scenic coastal highway. The background features a blue ocean and clear skies, with the wind flowing smoothly over the car’s sleek body
(赤いランボルギーニが海岸沿いの美しいハイウェイを疾走している。背景には青い海と晴れた空が広がり、風が車体を流れるように動いている)

生成された動画

 

CGっぽい造詣のランボルギーニ?が海岸沿いを走っています。元画像からの破綻も無く良く出来ていると思います。

画像のキャラクターを参照して動画を生成する

「Reference to Video」タブをクリックし、まず参照させたいキャラクター(人物や動物など)が写っている画像をアップロードします。

次に「Select Object」をクリックし、参照させたいキャラクターのみが枠内に収まるように範囲を選択します。

その後、動画化したいシチュエーションを英語で入力し「Create」をクリックすると、参照されたキャラクターを取り入れた動画が生成されます。

入力内容

A smiling girl is wearing a traditional Japanese kimono, singing on a vibrant stage while holding a microphone. The spotlight shines on her as the audience watches, capturing her joyful performance
(笑顔の女の子が和服を着て華やかなステージでマイクを持ちながら歌っている。観客が見守る中、スポットライトが彼女を照らし、楽しそうに歌う姿が映し出されている)

生成された動画

うーん……これは思ってたのと違いましたが、多分何度かリトライすると良さげなものも出来そうではある。

テキストから動画を生成する

「Text to Video」タブをクリックし、動画化したい内容を英語で入力します。

その後、スタイルを選択し動画時間と生成モードを指定して「Create」をクリックすると動画が生成されます。

入力内容

A dragon is flying through the blue sky. Numerous floating land islands are suspended above the clouds. A person is riding on the dragon’s back, and the scene is depicted from a side view
(ドラゴンが青空を飛んでいる。雲よりも高い位置には無数の浮かぶ陸の孤島が広がっている。ドラゴンの背中には人が乗っており、横から見た構図で描写されている)

生成された動画

入力したテキストの内容に沿っており、自然なアニメーションで動画が生成されました。これは凄いですね。

使用した感想

Text to Videoのクオリティの高さに驚きましたが、それよりも生成速度が非常に早いことに衝撃を受けました。

しっかりと計測したわけではないですがいずれの生成方式においても4秒の動画生成が30秒程度で完了するため、ストレスを感じにくいです。

これだけ早く生成を回せるとクレジットの消費ペースも早くなるのが悩みのタネでしょうか。ともかく使い勝手の良いサービスかと思われます。

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