Felo(フェロ)はWebブラウザやスマホアプリで利用可能な生成AIを利用した検索エンジンです。
簡単な操作で必要な情報を検索することが出来るほか、マインドマップやプレゼンテーションの生成など情報の整理にも強みのあるサービスが特徴と言えるでしょう。
基本的に無料で利用できるためまずはアクセスしてみると良いかと思われます。
運営組織について
Feloは2019年に設立されたSparticle株式会社によって開発・運営されているサービスです。
同社は東京都中央区に本社を置く国内企業であり、生成AIを用いたコンサルティング事業や研究開発事業を手掛けています。
日本企業という時点で贔屓目に見ざるを得ないものですが、是非とも邁進いただき生成AI事業の頂点に立ってほしいものですな。
アカウント登録方法
アカウントを登録しなくても利用は出来ますが一部の機能に制限が掛かるため、継続的に利用するのであればアカウントを登録したほうが良いでしょう。
ここではWebサイトへのアクセス方法から順に説明していきます。
- STEP1/3任意のWebブラウザからFeloにアクセスする
Feloにアクセスし画面右下の「ログイン/登録」をクリックします。
- STEP2/3ログイン方式を選択する
任意のログイン方式を選択します。
2024年10月時点で選択可能なログイン方式は以下の通り。
- Googleアカウント連携
- Eメール&パスワード認証
- FINISHログインできていることを確認する
トップページに遷移したあと、画面下部に自身のアカウント名が表示されていればログインは正常に完了しています。
利用料金について
Feloには通常の検索機能のほかに高度なモデルを使って詳細な検索や分析を行う「Pro Search」機能があります。
で、無料プランだとPro Searchの利用回数にシビアな制限が設けられていますが、サブスクリプション登録をすることで制限を大幅に緩和することが可能です。
サブスクリプション登録をする場合は画面右下の「詳しく知る」をクリックすることで以下のようなラインナップが表示され、そのまま登録できます。
また、非常にわかりずらいですがプロフェッショナルの項目下部にある「詳細を見る」からProの検索回数を消費してGPTやClaudeを用いたチャットを行うことも出来ます。
Feloの使い方
知りたい情報を検索する
Feloのトップページに表示されているテキストボックスに知りたい情報を入力することで検索することが出来ます。
検索時に検索範囲の選択やPro Search機能のON/OFFを指定することも可能であり、特に検索範囲はSNSや論文、Redditなど細かく指定することが出来ます。
試しに「ホットケーキの作り方」と入力して実際に検索してみた結果が以下。
なるほどね
Web検索により見つかった情報元(ソース)をAIが解釈し、検索結果としてまとめています。
これだけでもなかなか有用なサービスですが、検索結果の下部にある「マインドマップ」をクリックすると以下のように放射状に要点をまとめたマインドマップが生成されます。
すごい
ここまででも十分に有用なサービスですが、さらに画面上部の「プレゼンテーションを生成」をクリックするとパワーポイント形式のプレゼン資料まで生成可能です。
- 1/3構成作成(自動)・編集(手動)
- 2/3デザイン選択
- FINISH生成完了
プレゼンテーション生成に関してはGammaと類似している点が多いですが、デザインの豊富さについてはGammaの方がやや上手といったところでしょうか。それでも検索エンジンの機能として考えればこれでも十分過ぎるほどではあります。
チャットでAIに作業を指示する
「利用料金について」の項でも触れていますが「詳細を見る」をクリックすることで以下のようなチャット画面に遷移しチャットを行うことが可能です。
このチャット画面(Felo Chat)で目的に沿ったキャラクターを選択してチャットを行います。
例えばキャラクターに「AI画像生成」を選択した場合、以下のように生成したい画像をテキストで指示することで内容に沿った画像を生成してくれます。
このように目的に応じてキャラクターを選択して利用するのがFelo Chatの使い方となります。
留意が必要な点として、これらのチャットのベースとなっているのは先述した(Chat)GPTやClaudeであり、それらを直接利用しても同様の回答を得ることは出来ます。
とはいえ、他のサービスに登録や課金をしなくてもある程度の機能をFelo上で利用可能というのは利点です。類似のサービスであるwrtn(リートン)やYou.comも同様のコンセプトですね。
使用した感想
UIがわかりやすく直感で操作出来るのは非常に好印象です。また、マインドマップやプレゼンテーションの生成もユニークだと思いました。
情報の精度…言い換えれば情報元の取捨選択が妥当かどうかはなんとも判断しづらいですが、明らかに誤った回答は出していないように思えるので部分的に業務に活用してみても良いかな、といったところです。
