Stable Diffusion(ステイブルディフュージョン)は画像生成モデルの一つであり、Stability AI社、ミュンヘン大学、Runway社が共同で開発・リリースした技術です。
画像生成AIの話題が出るとよくStable Diffusionの名前も挙がってきますがStable Diffusionそのものは画像生成モデルの名称であり、企業などが出しているサービス名ではありません。
とはいえ、世に出ている画像生成サービスにStable Diffusionが組み込まれているものは多く、結果的にStable Diffusionで生成された画像…といったことは頻繁にあったりします。
また、Stable DiffusionはOSS(オープンソースソフトウェア)であり、誰でも自由に利用・改変が可能な技術となっています。
そのため、自分好みのカスタマイズを行うため自身のPCにStable Diffusionをインストールする、所謂ローカル環境を構築するユーザーも多く存在しています。
ローカル環境であれば表現規制を始めとするあらゆるフィルターを除外できたり便利なプラグインを利用できたりするのですが、それなり以上のスペックを持つPCが必要となることから環境を用意できるユーザーが限られているのが現状です。
ローカル環境を用意出来ない場合はデモ版で我慢するか各企業が提供している画像生成サービスを頼ることになりますが、2024年現在においてはローカル環境と遜色無い画像を生成可能なサービスも増えてきているため、特段困るようなことも無い気がしています。
以下、AIコミュニティサイトであるHugging Face上で公開中のStable Diffuision 2.1 Demoの使い方について解説していきます。
アカウント登録方法
Stable Diffusionのデモ版においてはアカウント登録等の必要はなく、誰でも無料で何度でも利用可能です。
Stable Diffusion(デモ版)で出来ること
画像生成
https://huggingface.co/spaces/stabilityai/stable-diffusionにアクセスするといきなり画像生成画面が表示されるため、プロンプト(AIに指示するテキスト)を入力して「Generate image」をクリックします。
プロンプトは英語で入力する必要があります。
単語でも文章でもOKですが、あまりに長い文章だと上手く解釈してくれないことが多いので、単語か短い文章をカンマ区切りで繋げていくのが良いでしょう。
なお、プロンプトを日本語で入力すると完全に解釈違いの画像が生成されます。
使用した感想
あくまでもデモ版なので生成された画像の質について言及はしません。
こういった技術が世に出たこと自体が凄いことなのであって、Stable DiffusionはAIによる画像生成に関して一種のブレイクスルーを果たしたと言えるでしょう。