Recraft(リクラフト)

画像生成

Recraft(リクラフト)はWebブラウザで利用可能な画像生成AIサービスです。

現在、テキストから画像を生成するAIサービスは豊富に世の中にありますがRecraftは生成した画像の編集に特化しており、他とは異なる使い方が出来る画期的なサービスと言えます。

運営組織について

Recraftは2022年にアメリカ・サンフランシスコで設立された「Recraft, Inc.」によって運営されているサービスです。ちなみに本社はイギリス・ロンドンにあるようで、求人情報を見てもロンドンでの採用しか無いことから既にアメリカに拠点は無いものかと思われます。仮にそうならLinkdInの情報を更新してくれないかな……

まだ設立して間もないスタートアップ企業ですが生成AI関連の企業はどこもかしこも似たようなものであるため、特段気にするようなことはありません。

むしろその中でもRecraftは既に大量のユーザーを確保しているほか、HuggingFaceのベンチマークでも主要な画像生成AIサービスを制して1位となった経歴があり、少なくとも技術的な面に関しては優秀であると言えるでしょう。

アカウント登録方法

Recraftの利用にはアカウントが必須です。Webサイトへのアクセス方法から順に説明していきましょう。

  • STEP 1/4
    Recraftへのアクセス

    任意のWebブラウザからhttps://www.recraft.aiにアクセスし、画面右上にある「Get Recraft free」をクリックします。

    自己主張が強いTP

  • STEP 2/4
    ログイン方式の選択

    任意のログイン方式を選択します。

    2024年11月時点で選択可能なログイン方式は以下の通り。

    • Eメールアドレス認証
    • Googleアカウント連携
    • Discordアカウント連携
    • Appleアカウント連携
    • シングルサインオン認証

  • STEP 3/4
    アンケートへの回答

    初回ログイン後、アンケートの回答を促されますので適当に回答します。私が登録した時点におけるアンケート内容は以下の通りでした。

    (1/6) 利用目的

    (2/2) 職業について

    (3/6) 作りたいものについて

    (4/6) 生成AIによる画像生成の経験について

    (5/6) どこでRecraftを知ったか

    (6/6) どのプランを選択するか

    最後の質問ですが、まずは無料(Free)プランの登録で良いでしょう。

  • FINISH
    ログイン確認

    以下のようなメインページが表示されていればログインは正常に完了しています。

無料プランの場合、毎日使い切りの50クレジットが支給されます。

クレジットは画像を生成・編集する都度消費されるポイントであり、画像1枚の処理につき1〜2程度消費されます。

利用料金について

Recraftは無料でも大半の機能を利用できますが、サブスクリプションに登録することで利用制限が解除されより効率的に生成を行うことが出来るようになります。

画面右上の「Upgrade」をクリックすると以下のようなラインナップが表示され、そのまま登録が可能です。

サブスクリプション登録により解禁される要素は以下の通り。

  • クレジットの入手量が増加
  • プライベート(非公開)生成が可能
  • 商用利用可能
  • 画像のアップスケールが可能
  • 生成速度の増加
  • 同時生成数(ジョブ数)の増加
  • 一度に生成可能な画像数を4まで増やせる
  • クレジットの追加購入が可能

Recraftの使い方

ログイン後、画面左上の家のアイコン(Projects)をクリックすると以下のような画面が表示されるので、「Create new project」をクリックして無地のキャンバスに移動してから各種生成を行うと良いでしょう。

テキストから画像を生成する

画面左側のメニューから「Image」をクリックすると以下の生成画面が表示され、テキストから画像を生成することが出来ます。

 

基本的な使い方は「モデル」を選択して「画像を説明する文章(プロンプト)」を入力し、「画像サイズ」「生成枚数」を選択して「Recraft」をクリックする……といったもので、それほど難しいものではありません。

生成例

 

ここまでだと十把一絡げの画像生成サービスですがRecraftは名前通りというべきか画像の編集に力を入れており、左メニューの「Adjust colors」から色調の細かい調整が可能なほか、画像を右クリックして表示されるコンテキストメニューからベクター変換を行う「Vectorize」や背景を削除する「Remove Background」などをその場で行うことも可能です。

表示の拡大・縮小も当然のようにできる

 

また、生成した画像をダウンロードする際は、対象の画像をクリックして上部メニュー右側の「Export」をクリックすることで可能です。

サイズやファイル形式の指定もできる

テキストと画像を指定して新たな画像を生成する

画面左側のメニューから「Frame」をクリックすると以下の生成画面が表示され、任意のテキストと画像を指定して新たな画像を再生成することが出来ます。

 

この機能を使う際には生成先の画像に含めたいテキストと画像をそれぞれ用意する必要がありますが、画像はRecraftの「Image」で生成したものが利用できるほか、手持ちの画像をアップロードすることも可能です。テキストに関してはRecraft上でクレジット消費無しで作成出来ます。

というわけで用意したのがコチラ

 

素材を用意したら「Frame」の枠にテキストと画像を収め、あとは「Image」の作成と同様にプロンプトなどを入力して「Recraft frame」をクリックすると、Frame内の要素を含めた新たな画像が生成されます。

仕事しろ

生成した画像は「Image」と同様にダウンロードや各種編集が可能です。

モックアップを生成する

画面左側のメニューから「Mockup」をクリックすると以下の生成画面が表示され、複数の画像を融合させたデザイニングを行うことが出来ます。

 

基本的な使い方としては、まず融合元となる画像を生成するためプロンプトに適当な内容を入力して「Recraft」をクリックします。後から別の画像を当てはめることを考慮すると出来るだけシンプルなデザインとなるようにプロンプトを入力すると良いでしょう。

白いTシャツを着た男性の生成

 

元となる画像が生成されたら追加されている緑色の枠を選択し、元画像に合わせたいプロンプトを入力して再度「Recraft」をクリックします。

ロゴデザインの追加

 

あとは追加画像に対して背景削除やベクター化、リサイズなどを行い元の画像にうまく当てはめれば完成です。なお、角度は元画像のデザインを元にAIがいい感じに計算してくれているので考慮する必要はありません。

背景削除とサイズ変更を実施

生成した画像は「Image」や「Frame」と同様にダウンロードが可能です。編集に関しては、Mockup元の画像に対しては行えません

使用した感想

画像を生成するだけでなく生成した画像の編集に力を入れているサービスは珍しく、PhotoshopやIllustratorなどのツールが無くてもある程度は画像を好きに組み立てることが可能なのは画期的です。

生成される画像の質も良く、明らかに破綻したものも生成されないので単純に画像生成サービスとして見ても良い出来かと思われます。

ちなみに、以下のリンクからRecraftに登録するとボーナスとして登録した方と私の双方に200クレジットが付与されます。もしRecraftに興味があるのであれば、コチラから登録してくれると嬉しいなぁ……と思います。

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