PixVerse(ピックスバース)はWebまたはDiscord上で利用可能な動画生成サービスであり、手軽に動画生成が出来ることから人気を博しています。
運営組織の情報が見当たりませんが、Toolify.aiによると2023年11月頃から当該サービスのトラフィックが急増しており、特に中国からのアクセスが多いサービスのようです。
2024年1月現在、動画生成サービスは数多く存在していますがPixVerseは完全無料で何度でも利用できるため、動画生成に興味があるのであれば適当なGoogleアカウントを用意してアクセスしてみるのも良いでしょう。
アカウント登録方法
PixVerseの利用にはアカウントの登録が必須となっています。
以下、Web版のアカウント登録方法を説明していきます。
①任意のWebブラウザからPixVerseにアクセスする
https://pixverse.ai/にアクセスし「Get Started in Web」をクリックします。
②ログイン方式を選択する
好みのログイン(Sign In)方式を選択します。
2024年1月時点で選択できるのは以下の通り。
- Googleアカウント連携
- Discordアカウント連携
- Eメールアドレス&パスワード認証
③ログインできていることを確認する
画面遷移が行われ右上に「Create」ボタンが表示されていれば正常にログインが完了しています。
利用料金について
2024年1月時点では完全無料で何度でも利用可能です。
PixVerseで出来ること
テキストから動画生成
トップページから「Create」をクリックし、編集画面で「Text to video」をクリックするとテキストから4秒の動画を生成することが可能です。
設定項目の大まか説明は以下の通りです。
Prompt | 動画を説明する文章 |
Negative Prompt | 動画に含めてほしくない内容を説明する文章 |
Inspring prompt to dual clips | 1度に2種類の動画を生成し、且つプロンプトの自動修正を行うかどうか |
Style | 動画のスタイル |
Aspect Ratio | 動画のアスペクト比 |
Seed | シード値。同じシード値であれば生成される動画も似通ったものになる |
それでは試しにプロンプトに「The maid is pouring tea」と入力し、Inspring prompt to dual clipsを有効にしてアニメスタイルで生成した結果を見てみましょう。
■生成例1
■生成例2
ネガティブプロンプトを含んでいないからだいぶ怪しい動きをしている部分もありますが、ある程度はプロンプトの意味を汲んだ動画を生成することが出来ました。
画像から動画生成
トップページから「Create」をクリックし、編集画面で「Image to video」をクリックすると手持ちの画像から4秒の動画を生成することが可能です。
設定項目の大まか説明は以下の通りです。
Image | 動画の元となる画像。手持ちの画像をアップロードする |
Prompt | 動画を説明する文章。Text to Videoと比べて優先度が低い |
Seed | シード値。同じシード値であれば生成される動画も似通ったものになる |
Strength of motion | 動きの大きさ。数値が大きいほど動きもオーバーなものとなる |
それでは、Image Creatorで拵えた以下の画像を使って動画を生成してみます。
画像以外はすべて初期設定のまま生成した結果が以下。
一応2パターン生成してみました。
■生成例1
■生成例2
元の画像をそれほど崩すこと無く動画化に成功しています。
プロンプトを入力することである程度の調整が効くことを考えると、画像から動画生成の機能をメインとして利用するのが安定かもしれません。
使用した感想
無料で使い放題というのが単純に凄いですね。
生成される動画の質も十分なので、そのうち有料化するような気もしますが今のうちに使い倒しておくのも悪くないかもしれません。