D-iD(ディーアイディー)はD-ID AI Videoによって運営されている、Webブラウザ上で利用可能な動画生成サービスです。
2023年頃から流行りだした、いわゆる「AIアバター」を使用した音声と動画の融合ツールであり、音声に合わせてキャラクターがリップシンクなどを含めて連動するユニークな試みと言えます。
無料でトライアルすることが可能であるため、興味があるのであればまずはアクセスしてみると良いでしょう。
アクセス&アカウント登録方法
D-iDの利用にはアカウント登録が必須です。
1. WebブラウザからD-iDにアクセスする
任意のWebブラウザからhttps://www.d-id.com/にアクセスし、画面右上の「Log in」をクリックします。
2. ログイン方式を選択する
任意のログイン方式を選択します。
2024年2月時点で選択可能なログイン方式は以下の通り。
- Googleアカウント連携
- LinkedInアカウント連携
- Appleアカウント連携
- Eメールアドレス&パスワード認証
3. アンケートに回答する(全4問)
アクセスした理由・目的を聞かれるので適当に回答します。
4. ログインできていることを確認する
メインページが表示され、画面左下にユーザーアカウントの表示と無料トライアル分の20クレジットが表示されていればログインは正常に完了しています。
利用料金について
無料プランでは初回ログイン時に使い切りの20クレジットが付与されますが以降の補充は無く、また、生成された動画全体にウォーターマーク(透かし文字)が入るため本格的に利用するのであればサブスクリプション登録は必須です。
メニュー左側の「Pricing」をクリックすることで以下のようなラインナップが表示され、登録が可能です。
サブスクリプション登録により解禁される項目は以下の通り。
- 生成可能な動画時間の拡大
- 透かしの削除(Pro以上)
- カスタマーサポートの拡大
- 選択可能なAIアバターの拡大
- 商用利用可能(Pro以上)
D-iDで出来ること
音声付きの動画を生成する
D-iDではAIアバターに任意のテキストを喋らせることが可能です。
1. 「Create Video」をクリックする
メインページの右上から「Create Video」をクリックします。
2. プレゼンター(AIアバター)を選択する
編集画面の左側では画面サイズやAIアバターの変更が可能です。
選択・変更可能な項目は以下の通り。
[Presenter]画面サイズ | Square(正方形)かVertical(縦長)から選択可能 |
[Presenter]背景色(BG) | カラーパレットからRGBを任意で変更可能 |
[Presenter]Choose a presenter | テキストを喋らせるAIアバターを選択できるほか、手持ちの人物画像をアップロードすることも可能 |
[AI presenter]Generate AI presenter | 画像生成AIで作られたAIアバターを選択可能。 その場で生成することも可能であり、プロンプトにテキストを入力することで4枚の画像が生成される。 ただし、顔が映っていない画像は選択不可 |
3. 発音させるテキストや言語を入力・選択する
編集画面の右側より、実際に発音させるテキストの入力や言語、声優を選択します。
選択出来る項目は以下の通り。
[Script]Langage | 言語。日本語を含め豊富に選択可能 |
[Script]Voices | 言語に対応した声。複数の項目から1つ選択可能 |
[Audio]Audio | 音声ファイルのアップロードが可能 自分で録音した音声やVOICEVOXなどで生成した音声をアップロードするのが主な用途…かなぁ? |
4. 「Generate video」をクリックする
設定が完了したら画面右上の「Generate video」をクリックします。
5. 「Generate」をクリックする
「Generate video」をクリックすると生成される動画のプレビューや動画の長さ、消費クレジットの確認画面が表示されます。問題なければ「Generate」をクリックして動画を生成します。
6. 生成された動画を確認する
動画が生成されると画面右メニューの「Studio」に保存され、ダウンロードなどが可能です。
実際に生成された動画は以下。
なお、動画の尺15秒につき1クレジットを消費します。
使用した感想
AIアバターを利用してあれこれするサービスは他にもいくつかありますが、D-iDは操作が簡単で扱いやすい印象です。
別のサービスを使って生成した画像や音声を使用することも可能であることから色々と応用が効きそうなサービスにも思えますが、無料プランだと透かしの主張が激しいので本格的に使うのであれば最低でもProプランへのサブスク登録は必須かもしれませんね。